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2011年 10月 18日
奥武蔵・ヒガンバナ紀行 その4
10月最初の私の休日は好天が保証されていた。
そこで4年ぶりに埼玉県は日高市にある巾着田(きんちゃくだ)に向かう気を起こした。

スタート地点の西武秩父線の武蔵横手駅から歩き始め、五常の滝→北向地蔵と見学した私は、次なる目的地を目指した。




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10時30分、物見山に到着。武蔵横手駅を出発したのは8時37分だから、もう約2時間経過しているんだな。

物見山は山という名は付いているものの、ちっとも山っぽくはない。むしろ「ちょっとした丘」って感じ。標高もわずか375mだ。
しかも開けているのは東面だけで、何だかぱっとしない。

実はこのコースの最高地点は意外にも先ほどの北向地蔵の380mで、「山」と名の付くところとしてはこの物見山がこれでも一番高かったりする。
まあ要するにそんな程度のコースなのだ。だから逆に誰でも安心して歩けるコースだ。

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胃腸が弱くてコーヒーを飲めない私は、紅茶と共にこの「うすあわせ」という中村屋の和菓子を食べた。これ、私のお気に入りです。

奥武蔵・ヒガンバナ紀行 その4_c0196928_21351483.jpg

さて、物見山なんかで長居をしてても面白くはない。わずか5分後の10時35分、今度は高指山を目指して歩き始める。

するとわずか8分程で一旦車道に出る。

このあたりを駒高(こまだか)の集落というらしい。下に民家が見えますね。

そしてその民家の屋根越しに遠くの山々が見えている。
私は山座同定できるほど山に詳しくないのだが、どうやら丹沢や奥多摩の山並みが見えていたようだ。

展望がない道が続いた分、ちょっと新鮮だったなあ、ここは。

奥武蔵・ヒガンバナ紀行 その4_c0196928_21352114.jpg

で、10時53分、高指山山頂(?)到着。
まあ山頂といっても、ご覧のように本当の山頂にはパラボラアンテナの施設があるから、途中までだ。
こんなところに「山」なんて付けられても困る。

奥武蔵・ヒガンバナ紀行 その4_c0196928_21353558.jpg

とはいえ、近くに沢山繁茂していたススキがちょっと秋らしさを演出していた。

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そしてここからも丹沢や奥多摩の山並みが見えていた。

この開放感はよい。

ところで高指山は多分「たかしやま」と読むんだろう。「たかしやま」の後ろの2つを入れ替えると「たかしまや(高島屋)」になるなあ・・・などとつまらないことを考えていた。

独りで山を歩いていると、つまらないことを考えているか、何も考えていないかの、どちらかなのだ・・・。

奥武蔵・ヒガンバナ紀行 その4_c0196928_21355780.jpg

高指山からはまた薄暗い登山道に入っていく。薄暗い登山道があるからこそ、展望地が楽しくなる。だからしょうがないのだろう。

次に目指す山は日和田山。山としては最後の山だ。そして日和田山はやっと展望の得られる山らしい山だったりする・・・。

つづきます。

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by JunMorosawA | 2011-10-18 21:36 | 低山歩き | Comments(2)
Commented by 山バカ夫婦 at 2011-10-19 12:06 x
物見山山頂のベンチに座りたい気分です。我々が行ったときは人が多くて、そんな気分になれませんでした。アンテナ塔も下から見上げるように撮ると綺麗ですよね。「ここにありますよ」みたいな撮り方をするのでガイドブックの差し画みたいになっちゃいます。
冬枯れの此れからの時期、低山に行く楽しみが増えます。
Commented by JunMorosawA at 2011-10-19 18:14
山バカ夫婦さん、こんにちは。

本当にこの日は、最後以外はよく晴れていて、気持ちのいいハイキングができました。

> 冬枯れの此れからの時期、低山に行く楽しみが増えます。

野の花が減ってしまうのは寂しいけれど、これからの時期は空気も澄んできて展望が楽しめる季節になりますね。


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