2011年 07月 25日
夏はおよそ低山歩きには向いてない季節。だからみんな富士山に登ったり、北アルプスに登ったりと、もっと涼しい高い山を目指す。 だのに私はこの猛暑の中、丹沢の塔ノ岳(とうのだけ)に登ることを決意した。 自分の体力が何処まで復活したか見るためのものだったのだが、真夏の塔ノ岳直登はきつい! 果たして無事登れるのだろうか・・・。 9時25分、こげ茶色をした堀山の家を通過。 営業しているんだかしていないんだかもう一つ分からなかったが、外の案内板によると 1泊2食付で5,000円だそうだ。富士山などの山小屋と比べれば安いね。 ついでにお茶付きの休憩料は 300円で、長時間の場合は 500円だそうだ。どのくらいが長時間に当たるのだろう。 外のベンチにアイスボックスのような箱が置いてあって、そこに「ジュース・お茶・おやつ どれでも \100です」と書いてあった。 善意で成り立つ商売ですね。 堀山の家を通過してしばらくすると、遂に壊れた木段の急登が始まる。ここからがこのバカ尾根の最大の難関だ。 このあたりで標高が 1000mを越えた。 100m高度が高くなると 0.6度気温が下がると言われているのだから、もう 6度は下がっているはずなのに、そんな感じはまるでなかった。 いつの間にか春蝉と思われる蝉がうるさく鳴き始めていた。そんな中を淡々と登っていく。 こんな日なのに案外他にも登っている人が多い。バカ尾根を登るバカ者たちってところだ。 9時55分に、あっけなく500mlのペットボトルの水がなくなった。 まだ山頂に着いてないうちにこれである。もしアクエリアスを買ってなかったらと思うとぞっとする。 やはり夏をバカにしてはいけないね。 そのうちご覧の黒い中型犬を連れた屈強そうな男性が現れた。 「よく一緒に登られるんですか?」と尋ねてみたら、この犬と一緒に富士山も3度登ったことがあるという。 年齢は13歳だというから、かなりの老犬だ。人間なら70歳以上? やがて「じゃ、お先に」って感じで2人(1人と1匹)が歩き始める。 人(犬)のことは言えないが、何となくよろよろと登っているような気も・・・。 天国まで続くんじゃないかと思われるような壊れた木段の急登が続く。 天神尾根分岐から花立山荘までの25分間が一番つらいのだが、何だかこの日は最初からずっとつらかったせいか、つらいんだかつらくないんだか、分からなくなってきていた。 ただ花立山荘まで登ってしまえばこのバカ尾根も9割方終わったようなもの。 その花立山荘が目の前に迫ってきていたのは事実だった・・・。 ↓ 自然に興味のある方、このブログを気に入っていただけた方は、こちらをクリックしてください。 にほんブログ村
by JunMorosawA
| 2011-07-25 21:22
| 低山歩き
|
Comments(2)
木段、目が眩むほど果てしないですね。
小屋でジュース250円、途中無造作に置かれたクーラーボックスは100円…、価格差がかなりありますね。(笑) どうでもいいですが、全く同じクーラーボックス持ってます。あれくらいのサイズ結構便利なんですよね~。 あの黒いワンちゃん白い靴下はいて可愛いですね。
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KamakuraAQUA at 2011-07-27 21:58
コピンさん、こんにちは。
> 木段、目が眩むほど果てしないですね。 そうなんですよ。標高差 1200mは伊達じゃないです。 > 小屋でジュース250円、途中無造作に置かれたクーラーボックスは100円…、価格差がかなりありますね。(笑) 細かく見てますねえ。 まあお店の販売価格と喫茶店価格の差でしょうか(笑)。 > あの黒いワンちゃん白い靴下はいて可愛いですね。 思わず確認してしまいました(苦笑)。 |
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