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2010年 11月 19日
固まってしまった熱帯魚
ここのところ一気に寒さが増してきましたね。それに敏感に反応するように、モミジの紅葉や、イチョウの黄葉がだいぶ進んできました。

とはいっても、前回お伝えした丹沢の紅葉同様、紅葉の進み具合が今年はやや遅い気もします。
ま、やっぱり鎌倉の紅葉は今月末からが本番・・・といったところでしょうか。

さて、今回はアクアリウム通信です。あまり興味のない方は読み飛ばしていただいても結構です。

ある朝、自分の部屋ではない場所に置いてあるキューブ水槽の魚たちに異変が起こっていた。

それは・・・。






まずは上の動画を見てほしい。
いえ、これ静止画ではないですよ。動画です。

だのに、魚(チェリー・バルブ)に動きがない!まるで冬眠しているかのように底の方でじっとしている。

あわてて水温計を確認したら16度にまで落ちていた。
前日に水換えをしたときに、サーモスタットの電源を入れ忘れ、ヒーターが OFF になっていたのだ。

すぐにコンセントを差し込んだら、1時間後には18度にまで復活。やっと冬眠から目が覚めたかのように動き出した。

まあ、チェリー・バルブはカラシンなどの南米の熱帯魚ではなく、コイ科の魚だから寒さには強い。図鑑で見ても適温は20~25度になっているのだから問題ないでしょ。

それにじつはこのあとちょっとした奇跡が起こった。それが水温の低下と関係あるのかどうか、今検証中です。

固まってしまった熱帯魚_c0196928_21315758.jpg

で、これが今現在のキューブ水槽(クリスタルキューブ)だ。なかなかきれいになってきた(チェリー・バルブもちゃんと泳いでいるし)。

但しこの水槽、一時期まったく水草が育たない状態が続いていた。この水槽に水草を植えると10日ほどで矮小化(わいしょうか)してしまうのだ。

この水槽だけ炭酸ガスを添加してないのが一番の原因だった。しかし炭酸ガスを添加してないと難しさがアップするとはいえ、それにしてもすべての水草が矮小化してしまうっていうのはひどすぎる。

じつはこの水槽、もう設置から半年近く経っている。もうソイルに含まれている肥料分はほぼ使い切ったはずだ。

そこで液体肥料を添加し始めた。
といっても水草専用の液体肥料は高いから、すべて代用品。

カリウム肥料は炭酸カリウムの粉末 50gを 500mlの水に溶かして作った「ブライティKもどき」。
鉄分や微量栄養素などの補給には、園芸用の「ハイポネックス・ハイグレード活力液」。
そして魚が少ないことによる窒素分の補給には「ハイポネックス・ハイグレード観葉植物」。

以上を週に1~2mlほどの量を水換えのときに添加している。

あとは前回水草を植えなおしたときに、定番のテトラのイニシャルスティックを底床に20粒ほど植え込んでいる。

効果があるのかどうかは、もう少し様子を見ないと分からない。見守っていきたいと思う。

固まってしまった熱帯魚_c0196928_21321641.jpg

そしてこちらがメインの水景「五ツ石の草原 2」だ。
前回コケまみれになって失敗しているから、今回は慎重に頑張っている。

有茎草(後方に植えてある茎のある水草)は植えないつもりでいたのだけれど、やっぱりそれじゃつまらなくて2種類だけ植えてしまった。
右奥がロタラ sp. セイロン、左奥がミリオフィラム・マトグロッセンセだ。

固まってしまった熱帯魚_c0196928_21322924.jpg

前回はどんな風に失敗したかというと、まずはこのように茶色のコケ、珪藻(けいそう)がはびこりだした。
「まあこいつは初期には必ず出るコケだからあわてることもないだろう」と楽観しているうちに、アオミドロや藍藻(らんそう)などのコケが生えまくってきたのだ。

初期の集中換水を行わなかったのが主な原因だった。

固まってしまった熱帯魚_c0196928_21324322.jpg

今回はこんな具合で、初期に発生する珪藻も出ていない。一番手前のショート・ヘアーグラスという芝生風の水草も随分増えてきた。

だけど数日前から、やや硬めのアオミドロが発生し始めている。柔らかくてトロコブ状のアオミドロと違って厄介なコケであると言われている。

だからまたコケ取り職人のヤマトヌマエビを追加投入することにした。
なかなか大変です。

固まってしまった熱帯魚_c0196928_21325586.jpg

一方こちらは、レイアウト水槽ではなく、水草の育成をさせている水槽なんだけれども、ちょっと「いい感じ」になっていたりもする。

手前の中央にあるのがクリプトコリネ・ウンデュラータ・グリーンというロゼット型の水草。何だかえらくでかい株になってきてしまった。

そういえばこの水槽も、ソイルの肥料分がなくなってしまったあと、「すべての水草が矮小化してしまう水槽」だったんだっけ・・・。
グリーンロタラやミリオフィラム・マトグロッセンセ、ロタラ sp. ヴァルデキラリスなどの比較的簡単な種まで矮小化していた。
その代わりコケはほとんど出なかった。

なかなか水草水槽も難しいです。
ではまた、そのうち報告します。

by JunMorosawA | 2010-11-19 21:38 | アクアリウム | Comments(0)


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