2010年 07月 07日
サウナのような山中湖畔・石割山 その3
山中湖湖畔にある山、石割山から大平山に向かって歩き始めた私。

そろそろ素敵な野の花との出合いがあるだろうか。




c0196928_1720926.jpg

何と、大平山に向かって歩き始めた私が出合った野の花はこれだった。

c0196928_17202569.jpg

そう、アヤメである。

そりゃ確かにアヤメは私の持っている「野の花図鑑(小学館)」にも載っている立派な「野の花」だ。

しかし私が見たことのあるアヤメは植物園やお寺の中に咲いているそれで、こうして本当の野の花のアヤメに出合ったのはこれが生まれて初めてだと思う。

だから感激だった。

ちなみに湿地や水中を好むカキツバタと違ってこのアヤメの方は乾燥した草原を好むのが特徴だ。

この日はこのアヤメに何度も遭遇した。そのくせ前回は出合ったノハナショウブとはとうとう一度も出合えなかった。時期の違いだろうか。

c0196928_17203721.jpg

このルートは明るい道がメインだが、時には暗い場所がある。
このようにやや暗い場所に入ると、ハルゼミと思われるセミが、ヒグラシのような寂しげな声で一斉に鳴き出す。

c0196928_17204752.jpg

一方大部分を占めるこのような開けた道だと、上からの直射日光と、下からの強烈な草いきれが襲ってきた。

本当にこうなるとサウナの中を歩き回っているようなものだ。たまったものではない。

思ったほど面白い野の花や昆虫たちとの出合いもなかったし、「今回は散々だな」と思っていた。

c0196928_17205882.jpg

そんな私に、ヤマオダマキ(山苧環)との出合いが待っていた。

山地の草原や林縁に生えるキンポウゲ科の多年草で、「苧環(おだまき)」とは、昔紡いだ麻糸を巻いた道具のことで、花の形がそれに似ていることによるという。

c0196928_1721956.jpg

これはちょっと下から見上げるように写した写真だ。

出合ってみたかった野の花だったんで、嬉しかった。時を忘れてじっくりと写した。バックのキラキラがいいですね。

c0196928_17212714.jpg

12時30分、本日の最終目的地、大平山に到着。

もう相当疲れ果てていた。暑さでぐったりといったところ。
しかし、湿気を含んではいたとはいえ、ここでは心地よい風が吹いていた。

「やっぱ来てよかったのかもなあ」と、このとき初めて思った。目の前の山中湖を見降ろしながら。
だって考えてもみなよ、こんな大展望を独り占めできることなんて、滅多にないぞ。

そういえば今日は山に入ってからまだ誰とも出くわしてない。こんな暑い日に山歩きをするバカは俺ぐらいってことか・・・。


さて、ここから湖畔にあるバス停まであと1時間20分。まだまだ先は長い。

まあいいさ。山中湖まで下りればまた白鳥にも出合えるだろう。のんびり歩くさ・・・。


おしまい


by JunMorosawA | 2010-07-07 17:22 | 山歩き&花 | Comments(3)
Commented by たかしの嫁 at 2010-07-08 09:55 x
よく頑張って歩きますね。本当にすごいです。芭蕉の俳句を思い出しました。夏草やつわものどもが夢のあと。写真でみると緑が涼しそうにみえましたけれど本当はむせ返るようでしたでしょうね。この前墓参りの時、黄梅林までお参りしたのですが、あそこも同じように熱帯雨林のようで湿度が100%あるかと思いました。
目的地でのその心地よい風というのは今までの苦労があればこそ味わえたのでしょうね。
Commented by たかしの嫁 at 2010-07-08 13:34 x
黄梅院でした すみません
Commented by JunMorosawA at 2010-07-08 20:43
> よく頑張って歩きますね。本当にすごいです。

虚弱体質(?)のくせによく歩くと思いますよ、自分でも。
それでも同じ時間街歩きをするよりは疲れない気もします。

> 黄梅院までお参りしたのですが、あそこも同じように熱帯雨林のようで
> 湿度が100%あるかと思いました。

鎌倉も湿気は多いですからねえ。
古いアパートに住んでいた頃にはレコードやビデオにカビが生えましたよ。

> 目的地でのその心地よい風というのは
> 今までの苦労があればこそ味わえたのでしょうね。

ああいう気分を味わいたくて山に登っているんでしょうね、きっと。


<< こぼれ話的写真      サウナのような山中湖畔・石割山... >>