2010年 04月 28日
久しぶりに陣馬山→景信山を縦走する その4
陣馬山→景信山と縦走した私は、体調がイマイチだったこともあり、素直に小仏バス停に向けて下山を開始した。

その私が出合ったものとは・・・。




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ちょうど12時に下山を開始し、12時10分、ご覧の小仏バス停への分岐に到着。
ここを右に折れれば小仏バス停まで下りられるのだが、流石にこのまま下山では少々情けない。

そこで直進してみることにした。そこにあるスミレが群生しているのだ。

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アケボノスミレだ。

他のスミレに比べるとやや大型で、花期にはまだ葉が展開してないか、あるいはご覧のように内巻きになっているのが特徴だ。
また、例えば一番一般的なタチツボスミレと比べると花の色の赤みが強くピンクに近いから、色を見るだけでも容易に区別がつく。

以前の私にとってこのアケボノスミレは「幻のスミレ」だった。それがここには沢山群生している。

他のスミレに比べるとやや花期が遅いのも特徴の一つで、故にまだこうして咲いていたというわけ。

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12時50分過ぎ、ご覧の小仏バス停に到着。
ところがバスは行ったばかりで、次のバスは何と1時40分までない。

しょうがなく私は道路を歩くことを決心した。こうなったら少し先にある日影沢で時間を潰そうと思ったのだ。

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車道歩きなど面白くも何ともない。しかし一つだけ収穫があった。

畑の石垣の間にアリアケスミレ(と思われるスミレ)が顔を出していたんだ。花を3つ4つつけたなかなかの個体だ。

山の中ではなく、こうして民家や畑の近く、場合によっては公園などでも見られる繁殖力が旺盛なスミレだ。

じつは私の地元の鎌倉でも時々見かける。っていうか、高尾山の周辺でこいつに出合ったのは初めてだったりする。

こういう出合いはやはり嬉しい。

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1時10分日影沢に到着。この日影沢周辺も野の花の宝庫として有名だ。

ご覧の花は先日も紹介したニリンソウ。沢沿いにたっぷりと群生していた。
ただ写真としては、直射日光が強すぎて写すのがしんどかった。それでなくても白い花って難しいですからね。

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同じく日影沢沿いに咲いていたのがご覧の野の花。
ニリンソウと同じく渓流近くの、湿り気のある場所を好む野の花で、名を「コチャルメルソウ」という。

ユキノシタ科の多年草なのだが、とても小さな、花とは思えない花なんで、ほとんどの人は出合っても見逃してしまうと思う。

だいたい上の写真を見て「素敵な花だ」と思う人は一人もいないだろう。

でもこいつがまた、近寄ってみると、なかなか興味深い野の花だったりしている。これがそうだ。

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どうです。この独特な花の形。手裏剣のような、蜘蛛のような、何ともいえない形状をしているでしょう?

名のコチャルメルソウは「小型のチャルメルソウ」の意味で、実(み)の形が、あのチャルメラに似ていることから来ているのだそうだ。

ちなみに今回の写真はすべて標準ズームレンズで写したのだが、流石にこれだけはマクロレンズにすげ替えて写した。

やっぱりマクロってすごいなあ・・・。

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1時45分、ご覧の日影バス停からバスに乗り、JR高尾駅を目指す。

私の隣に座った女性がいきなり「女性とは珍しいですねえ」と唐突に話しかけてきた。

私が「は?」ってな顔していると「運転手さん」とぽつり。
そういえばバスの運転手は女性だった。

それをきっかけに、彼女はやたらめたらに話しかけてきた。
「彼女」とはいっても若い女性ではない。中年ですらない。立派な初老の女性だった。

それが妙に親しげにいろいろなことを話しかけてくる。

自分は今日は城山の方から北高尾山稜を歩いてきた、案外アップダウンがきつく、この前出くわした男性陣は音を上げていたとか、
自分は栃木生まれだが、東北訛りはすぐに消えても栃木訛りはなかなか消えないとか、
自分は蛇が苦手で、蛇と出くわすと山歩きをやめて戻ってしまうことがあるとか、

・・・まあそんな話をずっと喋り続けていた。

はっきりいってちょっとまいってしまったけれど、ま、こんな出会いも悪くはないか・・・。

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2時ジャスト、JR高尾駅に到着。今回の旅の終了である。

じつは山頂ではおにぎりしか食べてない。何かそこらで食べて帰るかな・・・。

by JunMorosawA | 2010-04-28 08:56 | 山歩き&花 | Comments(4)
Commented by Nanogardens at 2010-04-28 14:37 x
MorosawA さん、こんにちは。
チャルメラソウの仲間はしばらく見たことがなかったので、見事なマクロの映像を拝見して感動しました。
小仏峠や陣馬山、景信山は中学1年のときに生物班で初めて行ったところですので、なつかしい思いです。
Commented by JunMorosawA at 2010-04-29 08:30
Nanogardensさん、こんにちは。

コチャルメルソウは小さいから写すのが流石に難しいです。
場所が場所だったため、三脚を使わなかったから、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」戦法で写しました。

> 小仏峠や陣馬山、景信山は中学1年のときに生物班で初めて行った
> ところですので、なつかしい思いです。

なるほど!Nanogardensさんは昔から植物などに興味がおありだったのですね。
何か間違いなどありましたら、どうかご指摘ください。
Commented by anatagaitiban at 2010-05-01 22:30 x
☆MorosawAさん☆~ こんばんわ☆~

(^^)v とうとう逢うことが,できたんですね~! (●^o^●)

アケボノスミレの写真は、韓流ドラマの様ななんとも・・・切なく・・・ロマンチックな感じで・・・ 胸がキュンとするようです。(*^_^*)
アリアケスミレの写真も、日向で人なつっこそうに待っていたのでしょうか?!  かわいらしいです!
沢のニリンソウもマクロの緑のコチャメルソウも 
またまた 素敵な写真ですね~!
個展とか開催する時は、教えてくださいね。(^o^)丿
是非、大きな画面で観て見たいです。

Commented by JunMorosawA at 2010-05-02 19:09
anatagaitibanさん、こんにちは。

> アケボノスミレの写真は、韓流ドラマの様ななんとも・・・切なく・・・
> ロマンチックな感じで・・・ 胸がキュンとするようです。(*^_^*)

> アリアケスミレの写真も、日向で人なつっこそうに待っていたのでしょうか?!
>   かわいらしいです!

なんと比喩が素敵なんでしょう。
anatagaitibanさんの感性は素晴らしいですね。

こっちは最近感性が鈍っていること、しきりです。

> 個展とか開催する時は、教えてくださいね。(^o^)丿
> 是非、大きな画面で観て見たいです。

大きな画面で観たら、コテン(個展)とひっくり返ってしまうでしょう(苦しい)。


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