2009年 10月 20日
箱根・明神ヶ岳 野の花撮影記 後編
野の花を求めて大雄山最乗寺から歩き始めた私。
最乗寺から歩き始めること1時間5分で、「お花畑」の「ススキの原」に到着した。

さて、どんな花と出合えるだろう?




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ここは「ススキの原」と言われているだけのことはあって、このように一面にススキが咲いている。

ただ残念なことに、朝方はよく晴れていたのに、私がここに到着する少し前から曇り始めてしまった。
まあ野の花の撮影には直射日光は邪魔だから、ちょうどいいのだけれど・・・。

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ススキの原の中で、まずとてもよく目に付いたのがリンドウ。

このリンドウに関して日本にこんな伝説がある。

昔、役小角(えんのおづめ)という修験者が日光の山奥を歩いているとき、ウサギがひょっこりと現れ、そのウサギからリンドウの薬効のことを教わったという。以後日光では薬草として大切に扱われるようになったというのだ。
海外でもこのリンドウの薬効は有名らしい。

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薬効といえばこのセンブリも負けてはいない。何たって、ゲンノショウコ、ドクダミと並んで日本三大民間薬の一つとして古くから有名なのだから。

昔から胃腸薬として知られていて、乾燥させたものを煎じて飲むらしいのだが、千回振り出してもまだ苦みがあるということで、「千振」という名がついたという。

私の持っている野の花図鑑には、「薬草として取り尽くされたのか、最近では見かけることの少ない花になった」と書いてあるけれど、明神ヶ岳の周辺には結構咲いている。

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ただ小さい株が多かったんで、このようにやや大きな株を見つけたときには、少し真剣に撮影した。
すなわち、標準ズームからマクロレンズにすげ替え、ちゃんと三脚でしっかりと固定して撮影した。

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しかもこのときに限って強烈な直射日光が差し込んでいたんで、このように傘でそれを避けた。これもよく使うテクニックだ。

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こちらはウメバチソウ(梅鉢草)のドアップ写真。
ウメバチソウはユキノシタ科の多年草で、山地から高山にかけての、日の当たる湿った草地に生える。

オシベとオシベの間に仮オシベという花粉を出さないオシベがあり、掌状(糸状)に分かれているのが特徴という。
上の、やや黄色っぽい部分がそれなのだろう。何とも芸術的な感じがしませんか?

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11時ジャスト、明神ヶ岳山頂に到着。

ご覧のように山頂からは富士山がバッチリと見えていた。この富士山に私はこの夏登っている。興味のある方は8月28日からのブログをどうぞ。

食事をしながらじっくりと大展望を満喫したあと、宮城野の方に下り、バスで箱根湯本駅に辿り着いた。
特別な野の花には出くわさなかったが、いい山行(さんこう)だった。

これから徐々に野の花が減っていく。しかし野の花と入れ替わるように紅葉の季節になる。
そして紅葉が終わる頃には空気が澄み、展望の季節になる。

このように四季折々楽しめるのが山歩きのよさだ。鎌倉の天園歩きだってそれなりに楽しめますよ。皆さんも是非どうぞ・・・。

by JunMorosawA | 2009-10-20 18:24 | 山歩き&花 | Comments(0)


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