2009年 09月 04日
富士登山記 2009 その5
8月19日、JR東海道線の三島駅からバスに乗った私は、12時25分、2時間に渡るバスの旅を終えて富士宮口新5合目に到着。

新5合目で高度順応に約1時間あて、1時20分、遂に富士登山開始。まずは宝永山を目指したのだった・・・。





● 宝永第一火口にて

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雲海荘のある6合目を経て、1時50分、宝永第一火口を上から見下ろすポイントに立った。

ちょうどかなりガス(霧)が発生していたため、もくもくと立ち上がるそのガスが、まるでまだ火山活動が続いているかのような印象を私に与えた。

ちょうどおじいさんと孫といった感じの2人が記念撮影をしていた。2人の小ささと比較すると火口跡の大きさが際立つ。まさに自然の神秘である。

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この正面に見えているのが宝永山(ほうえいざん)だ。以前御殿場口の5合目から見上げた山が今私の目の前にあるのだ。

宝永山(ほうえいざん)は江戸時代の宝永4年(1707年)の宝永大噴火で誕生した、富士山最大の寄生火山(側火山)だ。
宝永噴火後には富士山は噴火していないため、この宝永山が最も近年にできた噴火による寄生火山となっている。

それにしても、富士山の頂上の火口跡があんなに荒々しいのに、なんでこちらはこんなに見事な流線型を描いているのだろう。
富士山頂の火口が男性的なら、こちらは女性的だな、と思った。

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1時56分、宝永第一火口の底に到着。ここで小休憩を取ることにする。

小休憩の際には行動食を食べる。このときは地元大船のルミネで買った「あけぼの・ぱいまんじゅう(胡桃)」とゆで卵を食べた。
一人で行動するってことは話し相手がいないってことになる。だからこうして行動食を食べるのが何よりの楽しみとなる。

作家村上春樹は「小さいながらも確かな幸せ」のことを小確幸と呼んだ。まさに小確幸を感じる瞬間だ・・・。

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この宝永第一火口周辺には時々ガスが押し寄せてきた。そういえばこのあたりは濃霧に襲われると道が分からなくなることがあるという。
実際ネットの掲示板にも、このあたりで濃霧の中立ち往生していた人たちがいた、というような書き込みがあった。

あまり甘く見てはいけない場所のようだ・・・。

さて、2時10分、小休憩を終えて立ち上がる。
じつは今までは登山口の新5合目から、単に横に移動しただけ。標高だってほとんど変わっていない。

そう。これから登山が始まるのだ。そしてそれは今までの富士登山の中でも一番つらいものだった・・・。

(つづく・・・)

by JunMorosawA | 2009-09-04 18:59 | 低山歩き | Comments(0)


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