2009年 07月 25日
富士山御殿場口新5合目探訪記
実は私、これでも過去2回富士山に登っている。興味のある方はこちらをどうぞ。

       ● 河口湖口ルートから富士山を目指す

       ● 須走口ルートから富士山を目指す

雪がある時期の富士山は、上級登山者限定の「閉ざされた世界」で決して観光気分で登れる山ではない。

私のようなド素人がトレッキング感覚で登ることを許されているのは真夏の間だけ・・・それも、7月1日に行われる「山開き」から8月下旬の「山じまい」までの短い期間だけだ。

今年もまた富士登山の季節がやってきた。
正直今年もまた富士山に登るのかどうか、登る気力・体力があるのかどうか、よく分からない。

でも富士山の空気には触れてみたいな、と思った。
そこで前回の休みの日、まだ一度も訪れたことのない御殿場口の5合目周辺を探訪してみようという気を起こした。




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富士山にはいくつかの登山ルートがあるが、鎌倉から行く場合には御殿場口(ごてんばぐち) か須走口(すばしりぐち)が利用しやすい。

そしてその2つのルートは共にこのJR御殿場駅から直通バスが出ている。北鎌倉から御殿場まではわずか1時間半ほど。近いものである。

ただご覧のとおり天候はイマイチぱっとしない。梅雨はもうとっくに明けたはずではなかったのか。

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富士山への登山ルートのうち一番人気があるのが河口湖口だ。次に富士宮口、須走口が続く。

一方私がこれから行こうとしている御殿場口は人気がない。何故人気がないのかというと、標高が一番低いからだ。
例えば富士宮口と比べると1000mぐらい低い。だから山頂までそれだけ余計に歩かなくちゃならない。

そんなわけで、御殿場口新5合目行きのこのバスに乗り込んだ変わり者は、私の他はたったの1名だけだった。

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御殿場駅から何とわずか30分で御殿場口新5合目に到着。御殿場口は近い。感覚的にはうちから芦ノ湖ぐらいか。

御殿場口はバス乗り場の近くに、ハーフマウンテンという名前だけはオシャレな、しかし実際には単なる小さな売店が1軒あるだけ。4つあるメインの登山口のうち一番寂れた場所だ。

それでも近くの駐車場には沢山の車が停まっていたし、売店の近くにも結構多くの人がいたりして、何だか須走口と同じぐらいには賑わっているっていう印象を私は持った。

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売店の隣にあるこの鳥居から登山道が始まる。富士山は神の山だから何処にでもこのような鳥居がある。

というわけで、軽くストレッチを行った後、8時44分登山開始である。

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まずは奥の方に見える大石茶屋を目指して歩く。
道は最初から砂礫(されき)帯。ずぶずぶと靴がめり込むから歩きにくい。

上からは時々登山を終えた人たちが下りてくる。しかし向うにも愛想がなかったし、私の方にも乗りがなかったせいでこのときはほとんど挨拶を交わさなかった。

ちなみにみなさんはまるで冬山のような重装備。私のように半袖のやつなんていない。ひょっとしたら相当奇異の目で見られていたかもしれない。

それにしても、何だか知らんが、こんな序盤から体の重さを感じていた。そういえば最近まともな山歩きをしてなかったっけ。

ま、上まで登るんじゃないから何とかなるだろう・・・。

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大石茶屋を通り過ぎてから後ろを振り返って写した写真がこれ。

左下に大石茶屋が、右下に駐車場が、そして正面全体に下界が映っていた。
そう。残念ながら富士山は全く見えなかったのだが、こうして下界の方にはやや視界があった。

やっぱり雄大だな、富士山は。

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正面左手にあるのが双子山で、まずはそこの山頂を目指す。

ほとんどオンタデしか咲いてない砂礫の道が続く。道といったって、特に道らしい道があるわけではない。砂漠の中を歩いているようなものだ。
ただ、どうやら大石茶屋の人がつけてくれたらしいロープがずうっと1本続いているから、迷う心配はない。

こんなマイナーなコース、誰も歩かないだろうと思っていたのに、私の前方に1人、更にそのずっと先の方に2~3人の人影があった。私の後ろにも1人いたと思う。

そろそろ汗をかき始めていた。ただ、そよ風のような風がずっと吹いていて、それが心地よかった。

で、実はこのあと私は、ちょっと奇跡的な光景を目にしたのであった・・・。

by JunMorosawA | 2009-07-25 17:40 | 低山歩き | Comments(0)


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