2009年 04月 20日
スミレを求めて奥高尾を縦走する その3
スミレを求めて陣場高原下バス停から陣馬山に登った私。

ここまでに発見したスミレは、プリケアナ、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、ケマルバスミレ、エイザンスミレ、ニオイタチツボスミレの6種類。はたして10種類まで手が届くかな?




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11時45分、景信山(かげのぶやま)に到着。
この日は春というより初夏のような陽気だった。だから山頂に吹く風が心地よかった。

陣馬山からここまで1時間40分だった。これはほぼガイドブックどおりといってしまえばそれまでなのだが、本当はそれではいけないのだ。スミレの撮影にたっぷりと時間をかけたなら、到着予定時間よりも1時間も2時間も遅れるのが普通なのだから・・・。

というわけで、本当はここから小仏バス停に下りてしまおうと思っていたのだが、「ご不満」だったんで、急遽予定を変更して城山(しろやま)に進むことにした。

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景信山から小仏峠に下り、城山に登り返す。流石にそろそろ登りがきつくなってきた。

そんな中、切り株のそばでエイザンスミレの比較的大きな株を発見。

花を1つか2つしかつけないものが多い中で、これだけ花をたくさんつけている個体を発見するとやはり嬉しい。
エイザンスミレ独特の葉っぱの様子もよく分かるアングルである点もグーです。

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12時40分、城山(しろやま)に到着。
なんだこのハイカーの数は!

平日しか歩いたことのない私には、本当に驚きなんです。今までで一番人が多かった。
城山山頂は、今が春の盛りであるせいなんだろうなあ・・・。

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ハイカーだらけだった城山から、ほとんど人の歩いていない日影沢林道を下っていく。
日影沢林道は舗装路ということもあってハイカーにはあまり人気はない。

逆にスミレ狙いの人にとっては結構有名なルートだ。「スミレ・ロード」と呼ぶ人までいる。

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早速左側の斜面にオカスミレの大きな株を発見!
オカスミレは尾根の草地や林道の斜面などの明るいところを好むスミレで、花は赤味を帯びた紫色をしている。

(じつは全身に毛が生えているタイプがアカネスミレで、毛がないのがオカスミレ。こちらは生えてなかったらオカスミレというわけ。実際にはアカネスミレにもこの日出合っている)

この日私が撮影に使っていたカメラはパナソニックのLUMIX DMC-G1。小型軽量ってことで最近愛用している。
ここまでの写真は全てG1の標準ズームで写していた。標準ズームだけでもスミレ程度の花なら何とか写せてしまうのだ。

しかしオカスミレは比較的小さなスミレということで、この日初めてマクロレンズ(オリンパス ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro)を使って撮影した。

小さなスミレだからわずかな微風でも花が揺れてしまう。だから風がやむのをじっと待たなければならない。
そんなひとときに、何だかとても充実したものを感じていた。「自然と同化する瞬間」ってところだろうか・・・。

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一方こちらはコスミレ。コスミレという名前のわりには、別にそんなに小さくもなく、ごく普通の平均的なスミレの大きさをしている。白っぽい花の中に、青い脈が目立つのが特徴か。
あまり形のいい個体ではなかったが(っていうか、あまりいい写真ではないが)、種類を増やすべく、やむを得ず掲載(笑)。

高尾山と違ってスミレの種類が極端に少ない我が北鎌倉だが、このコスミレは浄智寺周辺などに多少咲いている(残念ながら今年はもう花期を終えてしまったけれど)。

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日影沢林道をひたすら下っていく。徐々に道の左側に位置する日影沢が大きくなってくる。

沢辺に下りてみたら、ニリンソウの花が今が盛りと咲き乱れていた。

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日影沢林道の後半になると、高尾山を代表するスミレ、タカオスミレが目立ってくる(写真右側)。

タカオスミレは葉の表面がこげ茶色をしているのが一番の特徴だ。葉がギザギザしているエイザンスレミと共に、とても見分けやすいスミレといっていい。

一方左は葉っぱが普通の緑色をしているヒカゲスミレ。じつはこのヒカゲスミレが変化をしてタカオスミレになったのだ。花の雰囲気が似ているでしょう?

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2時。日影沢林道の終わりが近づいてきた。ここからバス停まではわずか5分ほどだ。
陣馬高原下バス停から歩き始めたのが8時25分だから、5時間45分。本当によく歩いた。ビールがおいしく飲めそうだ。

結局この日見つけられたスミレは、プリケアナ、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、マルバスミレ、エイザンスミレ、ニオイタチツボスミレ、オカスミレ、アカネスミレ、コスミレ、ヒカゲスミレ、タカオスミレの11種類。
かろうじて10種類を超えることができた。

次はカタクリの花を求めて奥多摩の御前山にでも行ってみるかなあ・・・。

by JunMorosawA | 2009-04-20 20:01 | 山歩き&花 | Comments(0)


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