2009年 03月 18日
沼津アルプスで春を満喫する
2月17日の朝のウォーキングの際に、情けなくも犬に襲われそうになって右脚の付け根の部分を痛めて以来、ずっと低山歩きは休んでいた。

しかし前回の私の休日の日の天気予報は快晴。これではじっとしているわけにもいかない。

そこで、少しだけ遠出をして「沼津アルプス」に行ってみることにした。右脚はもってくれるだろうか・・・。




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東海道線で沼津まで向かい、沼津登山東海バスというバスに乗って香貫台入口バス停で降りる。
「香貫台」と書いて「かぬきだい」と読ます。このあたりは変てこりんな地名が多いのだ。

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香貫台という団地から山の中に入っていく。15分ほど暗い林を登っていくと明るい鞍部(あんぶ:山の稜線のくぼんだ所)に登りつく。そこにあったのがこのカラフルな指導標。

今回私が歩いている「沼津アルプス」とは、駿河湾に面した標高400mにも満たない山々のこと。

古くから地元の人々に親しまれていた低山を整備して「沼津アルプス」という名前を付けたのは、地元の五十雀山岳会の加藤満さんという方だそうだ。
だからこの指導標も彼の手によるものなのかもしれない。

ちなみに沼津アルプスを全部歩くと、香貫山、横山、徳倉山、志下山、鷲頭山、大平山とかなりの長さになる。6時間半ぐらいはかかるだろうか。

今回は右脚の具合を考えて、左(北)には向かわずに右(南)の志下山の方に向かうことにした。いわば後半だけ歩く形だ。

ところで「志下」と書いて「いげ」と読ます。本当に変わった地名が多い。

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高尾山などよりもはるかに低い低山ながら、海に面しているということで、あちこちで見事な景観を楽しむことができる。

その海にしたって、見慣れている相模湾ではない。駿河湾なのだ。流石に旅情を感じる。

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400mにも満たない低山とバカにしていると泣きを見る。案外アップダウンが激しいのだ。
ゴロゴロとした岩場や、ご覧のようにロープの張られている急斜面もあり、高尾山ほど気楽には登れない。正直途中から少しばててきた。

しかし幸いなことに右脚は持ってくれていた。むしろ電車に乗っているときの方が違和感を感じていて不安だった。

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途中でしばしば現れたのがこのスミレ。3月13日の「スミレの基本」のときに説明したタチツボスミレに非常によく似ている。ハート型の葉っぱもそっくりだ。

しかし花の色が明らかに違う。濃い紫色をしていて中央の白さが目立つ。

花に顔を近づけて香りを嗅いでみたら、ほのかに香水のような香りが漂ってきた。どうやらニオイタチツボスミレのようだ。

私の地元の北鎌倉ではまだ一度も出会ったことのないこのニオイタチツボスミレが、この沼津アルプスの山の中ではごく普通に咲いているのが不思議だった。

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バス停から歩き始めること2時間、このコースの最高地点、鷲頭山(わしずさん : 392m)に到着。

相変わらずの絶景が目の前に広がっていた。しかし真冬と違ってやや霞(かす)んでいる。春霞だ。

そう。もうそろそろ春本番が近づいてきているのだ。

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山頂で出迎えてくれたのがこの蝶々。蝶っていうとこれから毛虫になって蛹になって・・・というイメージがあるが、成虫の状態で越冬するものも案外多い。

自信はないが、タテハチョウ科の仲間のヒオドシチョウ(緋縅蝶)なのではないだろうか。以前は普通種であったのに、近年は全国的に少なくなったということだ。

うんと近づいたら、おもむろに青空に向かって飛び立った。何ともう1頭同じ蝶がいて、2頭で驚くほど天高く舞い上がっていった・・・。

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山を後にして多比の町に向かって下りていく。右脚はとうとう最後まで持ってくれた。

だけど久しぶりの山歩きのせいか、少し疲れたな。
いよいよ春本番が近づいてきている。次は何処に向かおうか・・・。

(一部の写真はこの日に写したものではないものを使用しています)

by JunMorosawA | 2009-03-18 18:55 | 山歩き&花 | Comments(0)


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