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2009年 02月 04日
春の野の花第一弾、オオイヌノフグリ
2月の最初の休日に、またぞろ低山歩きに出かけることにした。

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今回のターゲットは山梨県はJR中央本線沿いにある百蔵山(ももくらやま)と扇山(おうぎやま)。

というわけで東神奈川から横浜線に乗り換えて八王子まで進み、八王子から中央線に、高尾で中央本線に乗り換える。

高尾からはラッシュを抜けて乗車数も少なくなり、ボックス席を独占することができた。
そこで八王子の駅弁スタンドで購入したクラブハウスサンドを午後の紅茶のホットミルクティーと共にいただく。これがこの日の朝食だ。

山梨の山々を眺めながら食べたクラブハウスサンドはなかなかの味だった。小確幸(しょうかっこう)を感じる瞬間だ。

ちなみに小確幸っていうのは、作家村上春樹の造語で、「小さいながらも確かな幸せ」のことだ。

さて、今日はどんな幸せが待っているかな?



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JR中央本線猿橋(さるはし)駅を降り、甲州街道を右折。最初の信号を左折するとすぐに大きな川が現れる。相模川(通称桂川)だ。

赤っぽく見えている陸橋は中央自動車道で、「通称桂川」という看板に隠れているのが百蔵山で、右にあるのが扇山だ。

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猿橋駅から1時間40分ほどで百蔵山に到着。山頂からはご覧のようにばっちりと富士山を拝むことができた。これが冬の山の特権だ。

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今「冬の山」と書いたが、そう山はまだ冬。登山道にはご覧のような見事な霜柱が立っていた。

なんたってこの日の大月は朝6時の時点で-3度、9時でも0度、12時でやっと8度ぐらいの予報だった。山の中ではもっと気温が低いわけだから、霜柱も立つってもんです。

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しかし山から下山後、畑の近くの土手でこの野の花の群生に出合った。

オオイヌノフグリだ。

人里の早春を代表する花で、コバルトブルーの花がとても鮮やかだ。私が住んでいる鎌倉でも、春に一番早く咲く野の花になっている。

そう。山ではまだ冬でも、麓にはもう春が訪れているんですよねえ。
そういえば今日は立春だったっけ・・・。

ところでこいつ、いかにも昔から日本の野に咲いているかのような顔をしているけれど、じつは明治初期にヨーロッパから渡来した帰化植物だったりする。案外日本にはこの手の花が多い。

ちなみにオオイヌノフグリを漢字で「大犬の陰嚢(ふぐり)」。陰嚢とは要するに睾丸のことで、果実が犬の睾丸に似ていることからついたという。

ちょっと可憐な花とは結びつかない名前だったりしますね。

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カメラは、ここのところ私の低山歩きのパートナーになっているパナソニックのLUMIX DMC-G1だ。

この花はとても小さな花なんで、標準ズームだとあまり大きくは写せない。そろそろG1用のマクロレンズも買わなくちゃいかんかもなあ・・・。

by JunMorosawA | 2009-02-04 18:01 | 山歩き&花 | Comments(0)


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